人間関係改善のためのコミュニケーション

NLPトレーナー梅本和比己のブログ
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新型うつ病の方にどのように接していけばよいか?

 うつ病に関する新聞記事が増えています。
2月7日の日本経済新聞にも、年々うつ病患者が増え続け、最新調査によるとうつ病の患者約70万人を含む気分障害の患者が初めて100万人を超えたという記事が掲載されました。 

私が最近読んだ、メンタルヘルス関係の新刊書籍『あなたの身近な人が「新型うつ」かなと思ったとき読む本』(著者:倉成 央/発行:すばる舎)は、なかなかお役に経つのではないかと思いご紹介します。
新型うつ病には従来の対応だけではうまくいかないために悩んでおられる方が少なくないと思いますし、どうしていいのかわからないと困り果てている方々には、こうすればいいのかという具体的なヒントが得られると思います。

 http://www.subarusya.jp/book/9784883998760.html

※上記出版サイトでは、目次を含め20ページほど試し読みができますので、
 ご覧いただくと本書のイメージがつかみやすいと思います。
著者の倉成先生は、精神科医と連携しながら心理カウンセラー、メンタルヘルスコンサルタントとして活躍されています。

 

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BCB入門セミナー

 2月7日は、久しぶりによりよい人間関係をめざすBCBプログラム一日入門セミナーを行ないました。

 BCBプログラムは、米国を中心にコミュニケーション分野で国際的に活躍をしているエーブ・ワーグナー氏が、TA(交流分析)の自我状態という概念を使って人の行動を観察し、NLP(神経言語プログラミング)を活用して自分と相手の理解を深めることを目標に作ったものです。

 体験学習を含めたいろいろなコミュニケーショントレーニングを行ないましたが、ご参加者の方々の気づきや思いがけない新しい方法が見つかるなど、体験学習ならではの活発な雰囲気のセミナーになりました。

 実習の一つに、相手からの攻撃的な言葉や否定的な言葉にどのように対応するかという練習がありますが、ご参加者が見つけたとても好評を得た実例を一つご紹介したいと思います。

 練習の課題は、「あなたは、私より仕事が大切なのでしょう。私のことなどどうでもいいのよね!」という妻からの攻撃にどう応じるかです。多くの人は、このような場合に「そんなことはないよ。あなたの方が大切だよ。」というようになだめようとするか、「ここのところ忙しくて、仕事ばっかりになって申し訳ない」などと言い訳や謝罪をしがちではないでしょうか?

 BCBプログラムでは、このような時に「交差交流」という方法で対応します。相手の否定的な攻撃に対して、こちらは肯定的に反応するのです。否定に対して肯定で受ける、つまり交差させる交流という意味です。

 そのように応じられると、相手は思いがけない反応にある種のシフトがおこして、攻撃をやめて落ち着きを取り戻すのです。
 この例では、「私は、あなたのことを愛しているので、あなたにそんなふうに言われると、少し辛いし悲しい気がします」と応じた方がいました。体験学習でのやりとりですが、笑いながらも「結構インパ
クトがありますねと」意外な効果に驚いておられました。

 

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