11月の1日から3日まで、エーブ・ワグナーさんが開発したTAとNLPを両方活用するよりよい人間関係を構築するためのプログラム「コミュニケーションのバリアー(BCB)を壊す」の研修を行いました。今回は、このプログラムを教えるファシリーテータの養成トレーニングです。ご参加者30数人の方々が、このプログラムの理論と解説のデモンストレーションのためのトレーニングをしました。
デモンストレーションをするには、人間関係改善に応用できるTAとNLPの理論を憶えておかなくてはなりませんが、参加者に理解していただくためには、プレゼンテーションのできばえも問われます。研修講師を仕事にされている方も多いのですが、エーブ先生の前でプレゼンテーションするのはさすがに緊張するのか、なかなかいつものように落ち着いてはいられないようです。
このような時に役立つのが「ニュー・ビヘイビア・ジェネレータ」というNLPのテクニックです。ポイントは、サブモダリティを変化させることで、自分自身の状態を望ましいものに変化させます。
また、仮に緊張してうまくいかなかったとしても、それはそれで肯定的な意味があります。エーブや参加者からの「フィードバック」をその体験に生かすことで、貴重な学びや気づきが得られます。そして、他の人が行なうレゼンテーションを繰り返し見ることもなかなか体験できない学びの時間になります。
なにより、同じ目的を持った人たちが交代で学びあうのは、それだけでも楽しい時間です。お互いの良いところを参考にしたり、自分の特徴がよくわかったりしますから、あっという間に時間が過ぎていきます。私たち人間は、このようにお互いに刺激し、反応することで自己成長していくのだと思います。
写真は、研修の合間にエイブさんと一緒にとったものです。