人間関係改善のためのコミュニケーション

NLPトレーナー梅本和比己のブログ
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NLPとイメージ

私たちは、何かを手に入れるにはさまざまな努力が必要だと考えています。特に、自分の弱点を克服するには、自分のしたいことを我慢して相当の努力が必要だと、頭のどこかで考えているところがあります。

もちろん努力はとても貴重なものですが、努力が最大限生かされるための条件についてはあまり考えられていない気がします。私たちの脳は、脳にとってよい状態が保たれていないと、せっかくの努力も実を結ばないのです。さらに、本来の力も発揮されないことがしばしば起こるのです。

NLPのテクニックは、そのすべてに「リソース状態」を使って、脳をよい状態にさせてから望ましい状態を手に入れるように構造化されています。その上、失敗を怖れないようにすべてのことに肯定的な意図を見出して、脳がほぼ完全にリラックスできる状態を作り出します。

そのような状態を作り出すのに、なくてはならないのが「イメージ」です。よいイメージさえできれば、私たちの脳は自然に効果的な能力を発揮し、望ましい状態に向けて行動できるのです。それほどイメージの力は強力です。

そして、イメージ以外に私たちが自分が望むものを手に入れるのに必要なものは、「直面する力」です。NLPのテクニックが成功するかしないかは、イメージと直面する力によって決まると、つくづく思うこの頃です。
NLP活用法 | permalink | comments(0) | trackbacks(0)

管理職の指導とパワハラ

先日、ある金融機関の管理職の方々へのセクハラ・パワハラをテーマとする研修を依頼されました。目標は、セクハラやパワハラの防止です。近年、パワハラを原因とする自殺が増えていることもあって、関心が高くなっています。現在、管理職として活躍している方々の中には、上司の叱咤激励を受けて出世してきた人も少なくありません。そのため、部下を叱るときに大声で怒鳴る、感情的に怒ってしまうという傾向があります。

しかし、それはパワハラと紙一重です。仕事で部下が不適切なことをしたら、それを指摘し「叱る」ことは必要です。問題は、どのように叱るかです。

今回の研修にご参加くださった方で、とても正直に自己開示してくださる方がいらっしゃいました。私が、お話した「パワハラの可能性が高い8つの事柄すべてに当てはまるので、なんとかしたいがどうすればよいか」というご質問をされました。

意識を変えるには、このような自分への「気づき」となんとかしようという「意志」の存在が、最初の条件です。この方は、その第一条件をこの研修の間に満たされたのですから、さすが管理職だなあと感動しました。そして、怒りたくなる具体的なできごとを出していただき、パワハラにならない「話し方」で、上司としてどのような仕事の仕方を望んでいるかを伝える新しいやり方をNLPのスキルで考えていただきました。

現代は、メンタルヘルスを意識した部下への対応が望まれています。管理職にとっては、さらに新しいスキルを身につけることになって大変ですが、これからの管理者としてのマネージメントには、必須のものなのだと思います。
ビジネスとNLP | permalink | comments(0) | trackbacks(0)

メンタルヘルスとパワーハラスメント

 今月1日、パワーハラスメントに関する松山地裁の判決がでました。この裁判は、上司の度重なる叱責などを苦に自殺したAさんの妻など遺族による訴訟です。裁判長は、「上司の叱責は違法だった」として3100万円の支払を命じる判決を言い渡しました。

 パワーハラスメントをするような上司の多くは仕事ができるために、会社もその存在を暗に認めてしまうことが多く、社内での問題解決が困難なことがあります。

 パワーハラスメントはメンタルヘルスを著しく損なうことも確かですから、企業としての対応はとても重要です。しかし、「パワーハラスメント研修」として社内研修を行っても、本人にその自覚がありませんので、ほとんど効果がありません。効果をあげるには、工夫が必要です。

 「リーダシップ研修」として研修を行い、その中に「厳しく指導すると力を発揮できない部下」に対する「新しい指導法をマスターすべき」であるという課題・目標を与えることが重要です。その新しい方法は、人権を尊重した自他尊重による指導法です。そして、厳しい指導法は合格だが、自他尊重の方法の修得ができていないということに気づいてもらうというアプローチを取ります。

 同時に、パワーハラスメントを受ける部下達には、自分を主張することの大切さを学んでいただくアサーショントレーニングを実施します。その両方ができると、少しづつ効果が得られると思います。

9月に、メンタルヘルスに関する講習会があります。講師は、ストレスの予防から復職支援までの全てに実際的に関わっていらっしゃる心療内科医の山本晴義、芦原睦先生です。詳しくは、下記をご覧下さい。

http://www.iryo.co.jp/q779.html
医療・福祉・介護 | permalink | comments(0) | trackbacks(0)