人間関係改善のためのコミュニケーション

NLPトレーナー梅本和比己のブログ
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伝えることと伝わること

昨日ある企業でアサーショントレーニングを担当しました。アサーションとは、自分も他人も尊重する対人関係ですが、アサーティブになれないと悩む人たちは、決して少なくありません。アサーティブになれない理由の一つに結果を気にしすぎるということがあります。

私は、アサーティブでいるために一番大切なことは、自分の意見や考えが相手に伝わるか伝わらないかは別にして、とにかく自分の意見や考えを相手に率直に伝えることだと思っています。自分の考えを伝えた時、伝わらなかったらどうしようと心配する人があまりにも多い気がします。

自分の考えや意見の責任は、自分自身だけにあります。しかし、自分の考えが相手に同意されるか、反対されるかは相手次第です。つまり、相手に伝わらなかったとしても、その責任の多くは相手にあるのです。もちろん、こちらの表現の仕方についての責任は自分にありますが、よほどわかりにくい表現でないかぎり、伝わるかどうかは相手次第です。

そうであれば、伝わらなかったらどうしようと心配することには、あまり意味がないとことになります。そして、伝わらない時の心配をして、伝えることをしなかったらそれこそ絶対に「伝わらない」のですから、伝わる可能性がある分伝えた方がいいことになります。

伝えることのいい点は、伝える、表現することで少なくとも「自分自身の考えや気持ち」を大切にしていることです。伝える、表現しないことは、自分の考えや気持ちを自らないがしろにしていることです。あまりにも自分の気持ちをないがしろにしていると、自分の気持ちを伝えることがますます不安になったり、緊張したりするようになります。

だから、自分の意見や考えを分かってもらえればそれはとてもすばらしいことですが、たとえ分かってもらえなくても自分の意見や考えを伝えられたら、それはそれだけで十分価値のあることなのです。そう思えれば、伝わらなくてもそれほど心配する必要がなくなるのではないでしょうか?
対人関係 | permalink | comments(0) | trackbacks(0)

ニューイヤーコンサート

今晩は、府中の森芸術劇場でウイーンフィルハーモニー管弦楽団のメンバーを中心として編成されているコルソ・ウイーンのニューイヤーコンサートを聴きました。プログラムは、モーツアルトとシュトラウスの曲で組まれています。しなやかな音色と楽しい雰囲気に包まれたコンサートでした。

指揮者のアルフォンス・エガーさんのユーモアのあるアンコールの演奏は、聴衆も一体となって楽しめるニューイヤーコンサートにふさわしいものでした。特に、グスタフ・ベータ作曲「レンツ・サーカスの思い出」は、ロナルド・アルトマンの軽快で巧みな演奏で、会場から大喝采を浴びました。

もちろん、美しき青きドナウも演奏されました。ウイーンの演奏家によるワルツは、どこか違っていて、体全体がうきうきする気がします。聴衆の「ブラボー」の掛け声と立ち上がっての鳴り止まない拍手にアンコールは4曲も演奏されました。このような、ゆったりとして幸せな時間を大事にしたいと思う一時でした。


人生 | permalink | comments(0) | trackbacks(0)

謹賀新年

早いもので6日に仕事を始めてから、もう3日が過ぎてしまいました。私は、今月27日に社会福祉士の試験を受けます。受験資格を取得するために約2年間の通信教育を受けました。勉強し始めてから、学問としての社会福祉にとても魅力を感じました。試験に出される事例問題がとてもよくできていて、社会問題への理解が深まりますし、カウンセリングの勉強にもなります。

また、最近話題の年金問題の知識も増えました。年金と生活保護の関係も今までとは違った目で考えるようなったりして、かなり考え方も柔軟になってきた気がします。それにしても気になるのが人口が増えていないのに世帯数がこの数年で相当増えていることです。

これは、核家族からさらに進んで老夫婦や一人暮らしの高齢者が増加しているからです。そして、誰にも気づかれないで死んでしまう孤独死が増えていることには、心が痛みます。

若者の就業の厳しさの問題も依然として存在しています。今年は、そうした社会問題のことにも想いを寄せながら、よりよい社会にするためになんらかの役割を果たせるようなことを考えていきたいと願っています。

本年もよろしくお願いします。
医療・福祉・介護 | permalink | comments(1) | trackbacks(0)