人間関係改善のためのコミュニケーション

NLPトレーナー梅本和比己のブログ
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傾聴の威力

昨日(10月27日)、小樽市で「コミュニケーションセミナー」を行いました。北海道中小企業同友会しりべつ・小樽支部の主催する「よりよい人間関係こそ、企業を伸ばす原動力!」の講師として4時間お話させていただきました。

ご参加者は、ほとんどが経営者である社長です。中小企業同友会は、「よい会社をつくる」「よい経営者になる」「経営環境を改善する」という3つの目的のもとに運営されています。つまり、会社をよくするために、人間関係を学ぼうと社長が集まっているのです。

今回の研修で一番印象的だったことは、社長達の異口同音の「人の話を聴くのは、難しいなー」という一言です。日頃から話をする一方の社長達には、部下の話を聴くことは、とても難しいことのようです。今回は、相手の話を頷きながら3分間、バックトラックしながら聴く練習です。

それだけのことなのにすごいエネルギーがいることと、すぐに自分の意見を言いたくなることに気づいて驚いていました。そして、練習が終わると「たった3分なのに、自分の話を聴いてもらえて満足する」ことにもびっくりしたのです。たとえ、ぎこちなくても「しっかり聴こう」という姿勢で、聴いてもらうと、それなりに気持ちがよくなるようです。

社長達の素直に驚く様子にふれて、これが「傾聴の効果」なのだと改めて思いました。この講座を受けることで、社内の人間関係が変わればすごいことだと思った一日研修でした。
ビジネスとNLP | permalink | comments(0) | trackbacks(0)

生命力の奇跡

昨日、TBSテレビの特別番組「命の輝きシリーズ」を見ました。一歳のときから咳と発熱に苦しむカンナちゃんという子の実話です。空気と食べ物を気道と食道に分ける弁の機能障害により食べ物を誤嚥(ごえん)してしまうのです。食べ物が肺に入ると、咳がでるばかりか、肺炎になり熱がでます。

命を守るために、三歳というようやく話せることがうれしくてしかたがない時に、声帯を気道から切り離し喉に穴を開けて呼吸の道をつくりました。そして、声帯に続く気道を食道につなげて食べ物の道を確保したのです。これで、食べ物を誤嚥することはなくなりましたし、呼吸もできるようになりました。しかし、この手術によりカンナちゃんは、声を失うことになったのです。

手術後の、カンナちゃんの第一声(?)は、「声がでーへん」でした。お母さんの苦しみは大きく、カンナちゃんの寝ている時に泣いていたそうです。しかし、「奇跡」がおこりました。しばらくして、カンナちゃんが話し始めたのです。生理的、医学的には肺からの空気が、声帯に行くことがありませんから、離せるはずがないのにです。

驚いた医師達が調べると、なんとカンナちゃんは、食道から空気を送って話していたのです。そういえば、なんとなくお腹の中から声を出しているような独特の「言葉」のような気がします。

「お母さんや友達と話したい」と強く願う気持ちが、体に何らかの力を与え、奇跡を起こしたのです。私は、人間の力のすごさに、改めて感動していました。
人生 | permalink | comments(0) | trackbacks(0)

スポーツとNLP

?今日、交流分析とNLPを組み合わせて、コミュニケーションを活性化させるプログラムを学ぶ研修が、10月6日から8日まで行われ今日終わりました。講師のエーブ・ワーグナー先生は、コロラド州で活躍する有名な経営コンサルタントです。

そのコロラド州の米大リーグチームであるロッキーズが、大活躍しています。ナ・リーグプレーオフ戦にみごと勝利しましたが、これまでナ・リーグのワイルドカード(2位の最高勝率)決定戦で、パドレスに延長13回、9対8で逆転サヨナラ勝ちしたのも劇的な勝利ですが、シリーズ最後の14試合で9月28日まで11連勝し、その後一敗したものの13勝したことで奇跡的にプレーオフ進出を果たしてのナ・リーグプレーオフ戦勝利です。

このような奇跡的なことが、時々スポーツの世界でおこります。このような時には、どのような力が働いているのでしょう?

また、反対にまさかこれほど負けるのかというようなこともおきます。以前、日経ITプロの取材を受けましたが、「苦手意識というくせもの」というコラムの中でトップアスリートも苦手意識には苦労することが書かれています。

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20070726/278349/

このような不思議な力の秘密を、NLPで考えてみるのもおもしろいのではないでしょうか?
ニュース | permalink | comments(1) | trackbacks(0)

扱いにくいと思われる子とその親との接し方

昨日、発達障害と虐待をテーマに「扱いにくい子とその親との接し方」と題するセミナーを行ないました。

落ち着きがない、キレやすいなど集団行動が苦手な子供たちも、周囲の適切な働きかけと暖かい援助があれば安定した行動がとりやすくなります。ところが、教師や親たちが子どもの発達障害に気づかなかったり、気づいていても無理解や誤解による不適切な接し方を続けていると、いつか不登校、暴力、反社会的な行動、いわゆる二次障害を招いてしまいます。

講師の宗形先生と竹前先生は、そのようなことを招かないためにはどうすればよいか、効果的で具体的な対応法をお話くださいました。

私には、以下のような対応法が興味深く思えました。発達障害の子供たちは、予定が分かっていると、その約束をきちんと守る律儀なところがあるので、約束をする時は言葉で説明するだけでなく、黒板に文字で書いて視覚的にも示す。また、フォローチャートのように一定の手順があると適応のよい子もいますから、目で流れが確認できるような伝え方をするのも効果的だそうです。そして、たとえパニックになった時でも、落ち着いてからどうすればよかったのかを順序立てて説明すると、次にはうまくやれることも多いそうです。

これらは、NLPの代表システムを活用する方法と全く同じです。改めて、代表システムの大切さを痛感し、支援の選択肢が増えたような気がしました。また、このような暖かい支援方法を学ぶことができて、こころ温まる研修でした。
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