人間関係改善のためのコミュニケーション

NLPトレーナー梅本和比己のブログ
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サブ・モダリティ(従属要素)を変えて嫌な感情を変える

サブ・モダリティとは、人の5感(視覚、聴覚、体感覚、味覚、臭覚)の中のさらに小さい要素のことです。そして、その要素は、自分の脳の中で自分自身が作り出している、あるいは、思い出している情景、音、感情などのことです。

人は、このようなサブ・モダリティによって、自分自身の心の内面を作り出しています。つまり、自分自身の見え方、聞こえ方、感じ方に焦点をあてて、そのやり方を変えれば、過度の怒りや状況にふさわしくない不適切な感情も変化させることができるというのが、NLPの考え方です。


1サブ・モダリティを変える手順まず、過去に体験した楽しい、うれしいという状態を思い出して、その状態がどのように見えて、聞こえて、感じているかを調べます。それがわ分かったら、その状態をあたかも今ここで体験しているかのようにたっぷりとその気分に浸ります。その状態に十分に浸れたら、ここでその感覚をしっかりと覚えておきます。しっかりと覚えられたら、ここで深呼吸し体を動かします。

これで準備ができました。では、始めます。まず、ゆっくりと怒りをイメージします。

(1) 視覚を変える
 嫌な感情を思い浮かべます。何が見えるでしょう。今見えている状況の周りの視覚情報を変えてみて下さい。周りが暗いなら明るくしてみて下さい。全体のイメージを小さくしながら、遠くに遠ざけてみて下さい。

(2)聴覚を変える
もし、周りに音や声があるなら、その音や声の大きさを変えてみて下さい。どのような音や声ならいいでしょうか?ある人の話し声が不快なら、その人が話す声を自分の好むスピードにして下さい。また、声の音色や高低を、自分の好む状態にして下さい。

(3)感覚を変える
体に感じている嫌な感覚を、体の何処に感じるか探して下さい。その部分の嫌な感じを、弱めてみるか、その部分の嫌な感じを、自分好む感覚に変化させてみて下さい。

(4)自分の中にある、苦手を治すのに役にたつ力を使う
怒りや嫌な感じの中に、自分がさっき探したよい状態を放り込むようなイメージを作ってみて下さい。怒りや嫌な感じが、どのように変化するか感じて下さい。

(5)自分の中に嫌な感じが、まだ残っているなら次のことをやってみます
ちょっと体を押して、体がよろけるかどうか試します。体が柳の木のようにしなやかになるまで、体を前後左右にゆり動かします。

(6)よいイメージを体の中に固定する嫌な感じがなければ、今の気持ちを体のどこかに固定します。自分がいいと思う体の一部分を選んで下さい。例えば、手首とか胸の上とか自分がすぐに触れる体の一部を選んで、そこにいい気分を植え付けるようなイメージを作って下さい。

(7)テストしてみ以上のことをやってみて、今までとは違う感覚があるなら成功です。もし、今までと同じなら、先ほどいい気持ちを固定した部分に触って、よい気分を呼び出してよい気分に包まれるのを待って下さい。よい気分に包まれたら、再びテストして下さい。
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自分のみかた、受けとめ方を変える

9月8日と9日にNLP入門セミナーを行いました。NLPとは何か?という概論から始めて、主にサブモダリティを体験学習で学びあいました。サブ・モダリティとは、代表システムの視覚(V)、聴覚(A)、触運動感覚(K)の中の、さらに小さい構成要素のことをいいます。

私達は、普段何気なく過去の出来事を思い出したり、未来のことを想像していますが、それらは全て自分の脳の中で、思い出しているか内的に作り出しています。つまり、見えたり、聞こえたり、感じたりしていますが、それは外からの情報ではなく脳の中で作り出した情報です。

それらの要素は、全て脳の中にあるのですから、自分がどのように考えるかでどのようにでも変化させることができるはずです。つまり、普段何気なくやっている思い出し方や想像の仕方も、意識すれば自分でコントロールすることができるということです。したがって、サブモダリティを学ぶ目的は、外部の出来事に対する自分の見方、受けとめかたをいかに自分に役立つようにすコントロールできるようになるかということなのです。

例えば、プレゼンテーションや打ち合わせが苦手なら、その時の自分の状態をイメージして、サブモダリティを一つ一つ変えてみます。視覚なら「暗い」ものを「明るく」したり、「大きい」ものを「小さく」します。聴覚なら声の調子や音量を変えます。触運動感覚なら、体に感じるものの位置を変えたり強さを変えます。特に、「怒り」などは、強さを弱めるだけでなく、同時に大きさを変えるととても効果があります。

こんなことを何回もやっていると、すぐにではないにしても確かに「変化」がでます。私も、理由もなく苦手な人がいましたが、ある時まったく違う感覚でその人と話ができて驚いたことがあります。もし、プレゼンテーションが苦手なら、ぜひ試してみて下さい。
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